ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

2023-01-01から1年間の記事一覧

流白浪燦星@新橋演舞場

面白かった。楽しかった!愛之助が話し方をルパンに寄せていて、それでいて歌舞伎らしく、流石!次元も次元。笑三郎は上手い!五エ門が予想以上に五エ門。松也が五エ門の剣さばきを見事にリアルに再現。銭形も銭形。中車の不器用さが、とっつあんの雰囲気そ…

やまと絵@東京国立博物館

「お腹いっぱい」と思うほどの、展示数。やまと絵は、一つ一つの絵が細かいから、単眼鏡が必須、そして、歩みが遅いので時間がかかる。結局、2時間30分以上滞在になり、最後の方は集中力が切れておりました。 圧巻は平安時代の絵巻。伴大納言絵巻も信貴山縁…

錦秋十月大歌舞伎@歌舞伎座

双蝶々曲輪日記 角力場 濡髪が手を抜いたことを知った後の巳之助の長吉の怒りの表情が素晴らしく良かった。与五郎のつっころばし・・はイマイチ。もっともっと、弱弱しく、おバカな感じでよいと思うの。水戸黄門 弥十郎の黄門は「鎌倉殿の13人」を思い起こす…

永遠の都ローマ展@東京都美術館

カピトリーノ美術館の所蔵品の展示からローマの歴史を辿る展示。雌狼と双子の彫刻のレプリカが出迎えてくれる。アウグストゥス、トラヤヌス他、皇帝とその家族の彫像。そして、コンスタンティヌス帝の巨大な頭部にビーナスと目玉となる彫刻が並ぶ。ミケラン…

秀山祭@歌舞伎座 夜の部

1階1列6番。花道七三あたりの真横。花道では役者の息遣いまで感じられる良い席。一方、舞台は斜めから見るため、大道具が歪んで見える。というか、船・樹木などは正面から立体感が出るように描かれているということを実感。三演目とも花道を多用するものなの…

七月大歌舞伎(松竹座&歌舞伎座)

【松竹座】1.俊寛仁左衛門さんは細かい表情まで丁寧に演じる。幸四郎の丹波少将、菊之助の丹左衛門、弥十郎の瀬尾の中で、千之助の千鳥がどうしても力不足。今後の成長を期待。やっぱり、俊寛はストーリーとして好きになれないなぁ・・。2.吉原狐面白い!…

六月大歌舞伎@歌舞伎座

義経千本桜より、まずは、「木の実・小金吾討死」 千之助くんは、やっぱり女形の方がよいのかもしれない・・。立ち回りも綺麗だし頑張っているが、声が柔らかいし、お顔も綺麗なので、女形の方が「にん」かと思う。立ち回りはまだ、息がピッタリといかず、投…

茶の湯の床飾り —茶席をかざる書画@出光美術館

まずは、東山御物を中心とする室町期の墨蹟から。牧谿の平沙落雁図は、静けさのある美しさ。大燈国師はなめらかに自由に、無準師範は誠実で力強く、虚堂の字はまめまめしく丁寧にと、並べて展示をされると違いが明確にわかる。 一休の書は達筆で自由自在。他…

安宅コレクション名品選101@泉屋博古館

特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101 | 展覧会 | 泉屋博古館東京 <六本木> 20年ほど前になるだろうか・・?東洋陶磁美術館で初めて安宅コレクションを鑑賞した。陶器はこんなに美しく、また、こんなに多様な形や焼成方法、技法がある…

江戸絵画の華 若冲と江戸絵画@出光美術館

出光美術館に移ったプライスコレクションのお披露目。何と言っても「鳥獣花木図屏風」は圧巻。升目一つ一つ、間近でゆっくり鑑賞できる幸せ。升目を描いているものの、升目を無視して曲線を描いているような箇所も多数あり、この升目書きの目的は何だったの…

智積院の名宝@サントリー美術館

等伯の楓図、息子久蔵の桜図が智積院を出て同時公開という触れ込み。 智積院で見た時に、おそらく都合で上部が切り取られtと思われる楓図は幹が太すぎて、楓の風情がなく、その他、等伯が描いた障壁画は松の幹が太すぎて、葉もぺたーとした感じで好きになれ…

新春浅草歌舞伎第二部

今年は、もっと歌舞伎に出掛けよう!と思い、早速、新春の浅草へ。葵太夫がTwitterで「若者の義太夫狂言熱演を是非に!」と言うだけあって、歌昇・種之介兄弟の傾城反魂香が溌剌としていて良かった! ほとばしる熱情が口の不自由さで表現できない様子が、そ…