ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

2022-01-01から1年間の記事一覧

十三代目市川團十郎白猿襲名披露記念歌舞伎座特別公演

歌舞伎座に大向こうがかかり、晴れ着が行き交う姿が戻ってきた。やっぱり、こうでなくっちゃ・・。神歌はひたすら厳かに。 顔寄せ手打ち式は、100人近い歌舞伎役者が並ぶ。白鷗・團十郎、新之助の挨拶。河竹登志夫さんが逝去したので、どなたが名題を読み上…

家元 天然忌

まずは、新席で薄茶を一服。広々とした席は気持ちよい。大きな亥の子餅が而妙斎の花押入網目食籠で。如心斎の法統を示す掛軸、四方棚、交趾青の鮮やかな水指。数茶碗は高取か唐津と思われるもの。茶杓の銘は「山姥」。半月の意匠の棗。 その後は、花寄せを見…

孤篷庵特別拝観

孤篷庵特別拝観 小堀遠州が建て、火災消失後、不昧が再建。庭園は琵琶湖の風景を表したものとか。 本堂前の庭は石庭ではなく土だけの庭。土の部分は湖面を、手前の背の低い植え込みと奥の寄せ植え込みは波を表すとか。奥の寄せ植え込みは二重になっており、…

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年@国立新美術館

met.exhn.jp ルネサンスから印象派までの西洋絵画史が学べる展示。各時代の著名な画家の作品を1−2点展示し、画家とその時代の絵画の特徴、アトリビュートの意味などが解説される。(オーディオガイドで特に詳しく解説) というわけで、突出した印象がある…

歌舞伎・歌舞伎・根津美術館

・歌舞伎座 團菊祭五月大歌舞伎 弁天娘女男白浪 右近の弁天がはつらつと躍動。セリフが現代調に流れるところがあるけれど、かえってそれが、弁天の若さと生意気さにつながり、「この悪ガキ!」と心の底から思える楽しい芝居。巳之助・隼人・米吉と並ぶ、稲瀬…

吉野旅行ー桜は散っていたけれど・・・

吉野山 金峯山寺 役行者が開祖の修験道の寺。蔵王堂は安土桃山の再建。蔵王権現三像が仁王門修復のためにご開帳。近くで見る青い蔵王権現は大迫力。この三像は釈迦如来・弥勒菩薩・千住観音菩薩を表すとのこと。 吉水神社。日本最古の書院造りと言われる建物…

ポンペイ展@東京国立博物館

1世紀の芸術が、これほど、色彩豊かで、人間の表情も豊かで、生き生きとしているとは思わなかった。フレスコ画もモザイク画も、ブロンズ彫刻も素晴らしい技術水準。アクセサリーの鎖などの細かい細工も素晴らしい。一番の気づきは、アレクサンダー大王のモザ…

春日神霊の旅@神奈川県立金沢文庫

思い立って、金沢文庫まで遠出。予想以上の立派な建物、隣接する称名寺の広々とした池と朱塗りの端のコントラストの美しさと、まずは環境に満足。展示も、予想以上によい。杉本博司らしく、全体的な光は抑え目の中に、展示物が浮かぶ演出。春日大社の本地垂…

聖徳太子展@サントリー美術館

今年の文化活動の始まりはサントリー美術館から。 四天王寺の宝物を中心に、太子像(如意輪観音含む)、太子絵伝を中心にした展示。複数の太子絵伝を見るうちに、すっかり太子伝説を覚えてしまった。芸術的な素晴らしさというよりも、フォーマット化された太…