ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

2019-01-01から1年間の記事一覧

円山応挙から近代京都画壇へ

応挙はやっぱり上手い。動物が生き生きとしていて、観ていて楽しい。だから、やっぱり見逃すわけにはいかない。 丸山派・四条派の流れを改めて学べた展覧会。それまでは見たこともない中国の風景を描く絵画。応挙は初めて日本の風景を写実的に描いた。しかも…

三国志展@東京国立博物館

行くか行かぬか迷っていたのだけど、行ってみた。 三国志の話を思い出すという意味では行ったかいはあったけど、展示物ですごーいというのはあまりなかったかな・・。 揺銭樹が思ったより大きく、立派で見ごたえあり。 関羽像も立派。 初期の仏像が数点出て…

クリムト展

クリムト展@東京都美術館。 期間終了が迫るので、雨の平日でも多少混雑。 ユーディットは美しいが想定内。 ベートヴェンフリースは、豪華で美しいが、やっぱり意味がわからない。ただ、歓喜の部分は音楽にとても合致していると感じた。 衝撃を受けたのは女…

青山茶会

6月1日 @根津美術館 展観関には、伝牧谿の龍図。足利義満所持道有印あり。青磁浮牡丹の花入れには大山蓮華。萩焼の茶碗、銘「大名」。形は井戸茶碗を倣い、萩のピンクの色合いが素晴らしい美椀。茶役は石州の師匠桑山宗仙の茶杓。石州の替筒あり。 茶入は落…

畠山記念館茶会

薄茶席は宗和流。宗和は前田利常に招かれる。 ガラスの替茶碗が斬新。 軸は宗和の消息。松平頼母宛。花生は、腰ひねりというまがった竹を生かした二重切に、芍薬。堆烏の香合は三橋先生の鎌倉彫。風炉・釜は珍しいもの。大きな羽のような一文字が付く唐金風…

東寺展

東寺展@東京国立博物館イケメン帝釈天が注目を集める展覧会。仏像をよく見ると、古い仏像の方が魅力高い。江戸期の阿弥陀仏はなんとなくおおざっぱ。一方、持国天はどこまでも力強く、帝釈天は端正で、降三世明王はポージングが美しい。観智院の五大虚空蔵…

トルコ至宝展

新国立美術館で開催されたトルコ至宝展。チューリップがモチーフのアクセサリー、衣服、カーペット、食器などなどが並ぶ。オスマントルコにおけるチューリップは、日本にとっての菊のようなもの。アラーや三日月を想起させるので、スルタンたちが自らの持ち…

雪美術館 「利休と茶の湯のエピソード」  松竹座歌舞伎

茶書に書かれたエピソードにまつわる道具が並ぶ展覧会。 茶杓が今回は5本展示。三斎の茶杓が樋が白くまっすぐに入り美しい。利休の茶杓の蟻腰が見事。 竹二重花入は「平宗森」は宗旦作、冬木家伝来。 利休瀬戸茶入は、へら目がきつい茶入。 「花をのみ 待つ…