ハッピー・ライフ・ダイアリー

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新春浅草歌舞伎第二部

今年は、もっと歌舞伎に出掛けよう!と思い、早速、新春の浅草へ。
太夫Twitterで「若者の義太夫狂言熱演を是非に!」と言うだけあって、歌昇・種之介兄弟の傾城反魂香が溌剌としていて良かった!

ほとばしる熱情が口の不自由さで表現できない様子が、そのまま歌昇の「もっと演じたい!話したい!」という姿に通じる、若々しい又兵衛。種之介は、女房役を器用にこなし、兄弟ならではの息の合った夫婦ぶり。そして、葵太夫がいつにもまして力強い義太夫で聞き惚れた。
連獅子は莟玉の子獅子がりりしい、可愛い、美しい!松也は大きく立派な親獅子ぶり。振付が常と違う気がしたのは、松也もより若さを強調するためか??
狂言は、歌昇・種之介が前半舞台とは全く違う姿で登場。踊りのうまさを垣間見せるお坊さんぶり。
毛ぶりは、若い二人のにおとなしいなぁ・・もっと腰を入れて大きく振ればと思っていたのだが、いやいや、時間が長い。拍手が続いても、まだまだ、振るのか・・!
100m走りではなく3000m障害という風情の毛の振り方だったんですね。

まだ、3日目。千秋楽までに、みなどれだけ進歩していくのか・・というよい舞台を新年早々観劇できて、満足。
やはり、今年は歌舞伎だな。