ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

やまと絵@東京国立博物館

「お腹いっぱい」と思うほどの、展示数。やまと絵は、一つ一つの絵が細かいから、単眼鏡が必須、そして、歩みが遅いので時間がかかる。結局、2時間30分以上滞在になり、最後の方は集中力が切れておりました。

圧巻は平安時代の絵巻。伴大納言絵巻も信貴山縁起絵巻も、人間の動きが軽快に表現されて表情が豊か。お約束の鳥獣戯画の甲巻は、相変わらずの楽しさ。日本のアニメ文化の原点はここにあり。

その他にも春日権現記、平治物語絵巻、一遍聖絵 法然上人絵伝、佐竹本三十六歌仙、病草紙、百鬼夜行大江山の鬼退治・・と見どころが盛りだくさん。
一つ一つの印象が薄れてしまうのは仕方ないとして、日本の宮廷文化が脈々と続き、それが狩野派琳派へ引き継がれていく様子が学べるよい展示だった。