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安宅コレクション名品選101@泉屋博古館

特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101 | 展覧会 | 泉屋博古館東京 <六本木>

 

20年ほど前になるだろうか・・?東洋陶磁美術館で初めて安宅コレクションを鑑賞した。陶器はこんなに美しく、また、こんなに多様な形や焼成方法、技法があることに驚き、さらに、これらを選び抜いて手に入れた安宅英一の審美眼に驚愕した。

その安宅コレクションが東京で鑑賞できるということで、泉谷博古館へ。
20年経過し、自分の審美眼も磨かれたと思う。その上で、やはり、安宅コレクションの美しさには目を奪われる。茶の湯の「侘び・寂び」といった概念をあざ笑うかのように、完璧なフォルム、完璧な発色、完璧な絵付けの中国・朝鮮の陶磁が並ぶ。確かに、粉引雨漏手といえるようなものもあるが、その場合は形が美しい。形が多少歪んでるものは、発色が美しい。
改めて安宅の美への執念を感じるコレクション。

個人的には青磁の美しさを再認識させられた展示でもあった。