ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

2024-01-01から1年間の記事一覧

四月大歌舞伎 昼の部@歌舞伎座

三演目とも充実。大満足。引窓:何度も見た演目。今回は心に染みた。松緑の濡髪長五郎・・小さいのではないかと思ったが、実の親への孝をたてるために、与兵衛への義理がたたなくなる・・板挟みになり悩む心の変化を細やかに表現。東蔵さんは、母親の情の厚…

三月大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

とにかく、良かった! 寺子屋は新悟が抜擢に応えて、戸浪を熱演。感情を豊かに表現。愛之助との息もあっている。品格ある梅枝の千代。菊之助も、どこかに品格を漂わす美しい松王で悲しみが一入。鷹之資の涎くりもチャーミング。御浜御殿は素晴らしい。仁左衛…

本阿弥光悦の大宇宙

圧巻は「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」。圧倒的に宗達の鶴の絵が素晴らしい。水辺を飛び立ち、途中で視点が変わり、大空を飛ぶ鶴をとらえ、最後は対岸に着地して立つ鶴たち。動き、バランス、視点が2回変わるにも関わらず絵巻として破綻していない。そこに歌を書…

織田有楽斎@サントリー美術館

有楽と小伝院に係る展示。有楽に関しては美術品よりも書状類などが多い。古文書読み込みの勉強になる。有楽自作の茶杓は、櫂先の左側が緩めの削り。腰は削っても浅め。端正なよい茶杓が多い。花押入の伝自作茶碗も展示されていたが、こちらは出来栄えがよく…

立春歌舞伎特別公演 昼の部@松竹座

愛之助が大奮闘。義賢も実盛も貫禄と円熟味が出てきてよい。義賢の激しい動きがいつまでできるか・・。吉太朗くんが大成長。侍ぶりが華やか。立ち回りも小さな身体を大きく使って見事。壱太郎の小万は安定。千寿の葵御前も高貴な風情で百姓一家との対比を際…

猿若祭二月大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

野崎村。鶴松のお光がすごくいい!!出だしの可憐さ、子供っぽい焼きもちを見せてたのが、決心して髪を切ってからは一転、泣かせる抑えた演技。最後、父上にすがりついて泣くところは思わず涙がこぼれた。児太郎は、少し太った?貫禄がありすぎて、お染が「…

浅草歌舞伎

松也の宗五郎は、まだ粗削りだが、今後期待できる酔っ払いぶり。蝙蝠安も軽薄さが前面にでている感じが「こういう人、いるいる。」と思わせて良かった。村上保先生には厳しいコメントが出ていたので、現代的な軽薄さということなのだろう。現代の人間には、…