ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

智積院の名宝@サントリー美術館

等伯の楓図、息子久蔵の桜図が智積院を出て同時公開という触れ込み。

智積院で見た時に、おそらく都合で上部が切り取られtと思われる楓図は幹が太すぎて、楓の風情がなく、その他、等伯が描いた障壁画は松の幹が太すぎて、葉もぺたーとした感じで好きになれなかった。

今回、智積院の宝物館より間近で見ることができて、目からうろこ。
楓の下の鶏頭などの草花や色とりどり楓の葉が緻密に描かれ、初秋の風景が丁寧に表現されていた。
秀吉の注文か?狩野永徳の檜図への対抗意識か??巨木を描いたけれど、本当はこの人は細かい草花や葉を描くのが得意な人なのだろうな・・と、一人納得。最晩年の十六羅漢図など、衣装の模様まで緻密に描かれていたし・・。