応挙はやっぱり上手い。動物が生き生きとしていて、観ていて楽しい。
だから、やっぱり見逃すわけにはいかない。
丸山派・四条派の流れを改めて学べた展覧会。
それまでは見たこともない中国の風景を描く絵画。応挙は初めて日本の風景を写実的に描いた。しかも、細かいところまで観察して、鳥の羽の一つ一つの模様、花びら一枚一枚を写しとるように。
大乗寺の襖絵は圧巻。一度は訪れてみたい。(秋にかにとともに・・)
呉春はあまり好きではなかったのだが、四季耕作図はチャーミング。
応挙の大石良雄図は、歌舞伎を元にしているというが、うっすら髭をはやし、夏着物をだらしなく着るリアリティあふれる大石。おかる?も素足を見せ、後ろ姿の禿?遣手?も赤い半襦袢を透けて見せるという姿。
そして、気が付いたこと。応挙の子犬の図は横物の紙に書かれているのが多い気がする。なぜ??ちょっと調べてみたい。