ハッピー・ライフ・ダイアリー

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再度ローマへ戻り、カンピドーリオの丘へ

ホテルのブレックファーストルームのテレビで、パリオの練習?リハーサル??風景が映し出されている。地元放送局がカンポ広場から生中継しているらしい。鞍もあぶみもない馬を手綱一本で乗りさばいている騎手のかっこいいこと!今日は、普段着だけど衣裳を着けたら本当に素敵なのでしょう。マンジャの搭の入り口から簡易馬場?に入り、ロープが張られたスタートラインへ。そこから、3周程度広場を競走するみたい。実際にパリオがどのような競技化見られたのは収穫。

高速バス(3時間)で移動してローマへ。今日のホテルは、ホテルカナダ。テルミニ駅近辺で、部屋もゆったりしている。なかなかオススメ。

ホテルに荷物を置いたら、早速、カンピドーリオの丘へ。塩野七生の「黄金のローマ」でダンドロがミケランジェロの構想を聴くシーンが頭に残っていて、是非、自分の目で見たかった場所。広場へ続く階段は遠近法で印象的に作られ、中央にマルクス・アウレリウス帝の騎馬像(レプリカ)が設置されている。視覚的な印象を考慮した工夫が各所に見られる美しい広場。カンポ広場は大胆で美しいが、こちらは繊細な美しさ。


広場に面したカピトリーニ美術館へ。お目当てはカラバッジョ。洗礼者ヨハネ(カ21)、初期の作品でタッチが異なる「未来を予言するジプシー」(カ22)。この他に、彫刻の優れた作品も多く、「傷ついたアマゾン」(これは最初にローマで宿泊したホテルの中庭にレプリカがいた)、「カピトリーノのヴィーナス」、「カピトリーノの雌狼」など。広場にあったマルクス・アウレリウス帝のオリジナルもこの美術館の中にいる。

美術館のテラスからはフォロ・ロマーノも見渡せる。


夕食は、「マンマのお店」。地元のおばあちゃん手造りの料理が評判のお店で素朴な味を堪能。