ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

バチカンの庭園を探索

akkotaka8312008-06-21

朝からいい天気の中、今日はバチカンへ。




1)カステル・サンタンジェロ
「天使と悪魔」の舞台その3。元々は皇帝の墓を城砦化して、ローマ法王の避難所や生活の場所として使われた建物。テヴェレ川に架かるサンタンジェロ橋には、ベルニーニの天使像(ベ7:コピー)が据えられている。カステル・サンタンジェロと橋のコントラストが美しい。城の内部には思いもよらず法皇たちが作らせた豪華な部屋があるし、眺めもお見事。


2)ヴァチカン庭園ツアー
事前に予約をした上で参加した私としては今日のハイライト!一般公開していないバチカンの庭園をガイドに案内されて巡るというもの。美術館入り口の喧騒を逸れないように焦りながら庭に抜けると、打って変わって鳥のさえずりがのどかな静かな庭園。20名程のメンバーが英伊バイリンガルのおばさんのガイドで、噴水、モザイクの建物、フランス風、イタリア風、イギリス風の庭園を見てまわる。現法皇のお散歩コースは花壇が整備され、花が満開なのはご愛嬌。裏側から見るサン・ピエトロ寺院はこのツアーに参加した人だけのお楽しみでしょう。

3)ヴァチカン美術館
ミケランジェロの「最後の審判」であまりにも有名なシスティーナ礼拝堂ルネッサンスを代表する傑作ラファエロの「アテネの学堂」などを誇るヴァティカン美術館は、世界中の人を呼び寄せる。ランチを取ったバールで一緒だったおばさんたちは「サモア」から・・と言ってた。とにかく、広い!見学コースは全長7kmとのことだが、今回、多少端折ったとはいえ、5kmは歩いたと思う。
最後危うく見落としそうだった、カラヴァッジョの「キリストの降架」(カ12)。閉館5分前の滑り込みで観られたけど、やっぱり「ドラマティック」さにおいて他の絵を圧倒。

4)サン・ピエトロ広場と寺院
「天使と悪魔」の舞台その4。
私の大好きなミケランジェロの「ピエタ」がある。このマリア様の顔、きれいで大好き。

ベルニーニ作は「聖ペテロの椅子」(ベ8)、ねじれた柱た特徴的な「ブロンズの天蓋」(ベ9)など。他にもいくつかの作品があるが、なんといっても広場の設計がベルニーニ。・・・とうとう、ベルニーニの作品は数え切れなくなってきた。