ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

浅草歌舞伎第一部

【お年玉挨拶】
巳之助、米吉。おしゃべり二人組と自己紹介ある通り、ラジオ番組のように二人のトークが快活に進む。テレビのバラエティ出演の話から、ピンク米吉の話題、いずれは「米子の部屋」をやりたいとか。
そのあと、演目の説明を一通り。米吉くんは歌舞伎に詳しいそうです。

【春調娘七種】
松也の五郎を見るのは2度目。板についてる。女形から荒事までとユーティリティぶりを発揮しているけど、そろそろ松也ならではという役を見つけてほしい。(個人的にはコクーンのお坊の路線がいいかと思う。)
児太郎が、成長。隼人は和事の柔らかみがもう一つ、まだ足りないかな。

【一条大蔵卿】
桧垣がなく、アホ殿部分が少ないのが残念。歌昇君が、とにかく頑張ってる。今まで見た中で、一番たくましく強い大蔵卿。松也の鬼次郎より強そう。これで中村屋くらいのアホが演じられたら、強力なんだけど、アホが本当に作り阿呆になってしまってるところが残念!今後に期待。
松也安定。
米吉の常盤がかわいい。幹部クラスが演じることが多いので、貫録ある人柄と思っていたが、歴史的には、常盤は若くて綺麗で、たぶんあまり賢くはないはず。というリアリティのある常盤だったと思う。
若手がそれぞれに思い切り力発揮したよい舞台。

【独楽売】
まず、米吉芸者の美しさと適度な色気。続いて、この愛らしい舞妓たちは誰??と思ったら、梅丸&鶴松。文句なくキレイ。いつもは愛らしくみえる芝のぶさんが、十分貫禄あるお姉さんに見えてしまう。巳之助、種之介の独楽売りも染之助、染太郎を思い起こさせる楽しい曲芸。