ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

今日もフィレンツェ。ウフィツイは4時間かけて堪能。

akkotaka8312008-06-27

今日もフィレンツェを朝から歩き回る。午前中は個人行動。同行者二人は、スイーツ食べ歩きに出かけたので脱落。

1)サンタ・クローチェ教会
フィレンツェの祭典の一つ古代サッカーゲーム "CALCIO IN COSTUME"が開催された直後で、目の前の広場は簡易座席などの撤去作業中で埃っぽい中教会に入る。内部でも、肝心の中央の祭壇は工事中で覆われてしまってた。でも、見所はたくさん。ガリレオミケランジェロマキャベリなど著名人のお墓が多い。また、パッティ家、メディチ家の礼拝堂もあり、フィレンツェのセレブリティの信仰を受けていたことを想像させる。
アッシジで見慣れたジョットの「聖フランチェスコの死」、ブルネレスキが「農民みたいだ」(要するに痩せた姿がリアルすぎるということらしい)と酷評したというドナテッロの十字架像など。

2)バルジェッロ国立博物館
ルネッサンス彫刻の名品が多く飾られていることで有名。ドナテッロの作品が数多くある。この美術館のアイコンであるはずのドナテッロのブロンズのダビデ像は修復作業中で写真のように寝てました。ミケランジェロの作品も多く、聖母子、バッカスなど。

同行者の合流してリナシェンテ(デパート)屋上のカフェでランチ。ドゥオモのクーポラが眼の前に。

3)ウフィツィ美術館
本日のハイライト。予約していたので、並ばずに(しかも予定時刻よりだいぶ早く・・)入場!前回は、列に並んだことで体力を消耗し、後半戦まで体力持たなかったので、今回は追加料金を払ってでも予約しました。英語サイトでネットから予約できます。(おすすめだけど、クレジットカード情報画面だけイタリア語なのでご注意を)
チマブーエ、デゥッチョ、ジョットの聖母子がまず出迎え、シモーネ・マルティーニの受胎告知が次に目をひく。
フィリッポ・リッピの「聖母子と二人の天使」が予想外に天使がかわいく気に入る。
あまりにも有名な、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「プリマヴェーラ」、日本に来たときにあまりの行列に断念したダビンチの「受胎告知」、マニエリズムを予感させるミケランジェロの「聖家族」、東京でも観た「ウルヴィーノのヴィーナス」他ティツィアーノの作品。などなど、などなど。とにかく「目玉」という絵画が次々と現れる。
最後は、カラヴァッジョ。いかにも彼が好きそうなタイプの青年姿の「バッカス」(カ18)、不気味な「メドゥーサの首」(カ19)、「イサクの犠牲」(カ20)。
〆て4時間、ほぼ休憩もなく歩きまわったのでした。

夕食は宿近くのレストランでピザ。