ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

歌舞伎座昼の部

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/images/kabukiza_201502f.jpg?html
雪がちらつく中の歌舞伎座感激。梅に雪の中の桜・・と、今月の歌舞伎座昼の部は、季節にピッタリの演目。やはり、演目の季節感は大切にしてほしい。

がんどう返しが見どころ。又之助・錦之助の立ち回りは美しいが、敢えてここは、若手、息子同士(歌昇・隼人)で熱い立ち回りで見たかった。
がんどう返しから、富士の絵が出て、大薩摩の演奏の後に、セリが上がって、対面メンバーの登場。
巳之助・梅枝・児太郎・国生らの若手に、芝雀、橘三郎、そして歌六が工藤で締め、ベテランと若手混成の美しい絵面。そこに、萬太郎の十郎と歌昇の五郎。萬太郎は動きは少ないがその通りのよい声が爽やかで、歌昇は荒々しい「荒事」。力一杯の力みの荒事は、芸ではなく魂からくる荒事のようで、本当の五郎もこんな人だったのでは・・と思わせる。

毛谷村
菊五郎が初役で六助を演じるが、全く違和感なし。むしろ、はまり役の気が・・。
時三のお園とのコンビも息があい、安定感ある楽しい舞台。

積雪関の扉
初見。菊之助美しく、幸四郎もハマり役と思う。
ただ、ストーリー?はさっぱり複雑すぎてわからず。長唄と踊りと衣装(ぶっかえり)をひたすら楽しむべき演目と実感。