ハッピー・ライフ・ダイアリー

茶道・歌舞伎・江戸絵画など・・

三井家が伝えた名品・優品 第一部 東洋の古美術

1回のエレベーター前で、検温・手の消毒・名前と電話番号の登録をしてからの入館となかなか厳しいチェック体制。
見どころは茶入の「北野肩衝」と「遅桜」。二つ同時に見る機会はなかなかないので、見比べてみると、遅桜の方が柔らかな風情で、北野は少しカッチリとしてスマート。私は、釉薬の景色が美しい遅桜の方が好み。三好粉引に二徳三島と大正名器鑑掲載の茶道具が並ぶ。
茶室の設えは、中峰明本の墨跡(濃い炭で笹の葉のような流れる書体で書かれてかわいい)にこちらも大正名器鑑収録の上林井戸。

面白かったのは、刺繍で表現された十六羅漢と沈南ぴんの花鳥動物図。沈南ぴんの描く哺乳類は愛らしさがないけど、鳥と花は美しい。
その他、珍しい拓本など・・。